1995年9月 ディトナビーチにて

ボードウォークを歩いている時だった。一番海がよく見渡せるベンチに一人の老人が座っていた。やがて彼はベンチから立ち上がり水平線あたりをじっと見つめた。その光景はしばらく続いた。何かを思いだしているようだった。カメラを向け数回シャッターを切った。ドラマティックな一瞬を写し止めた。